
夜型の人間が朝型に、生活習慣を変えようとするとき、
「よし、頑張って朝早く起きなきゃ」
という、変な義務感みたいな気持ちが押し寄せてくる。
その結果、無理して早起きをして、結果として「今日も眠い」という毎日が過ぎていくーー
この本に出会うまでは、「頑張って朝は早く起きるもの」だと思っていました。
早起きは「頑張るもの」じゃない
私が夜型から朝型に変えようと、本気で決意できるようになったのは、井上皓史さんの「がんばらない早起き」(かんき出版)でした。
早寝早起きの本当の意味、それは「充実した余裕ある1日を過ごすためのスタート」ということを教えてくれました。
だから、「がんばって」早く起きるものじゃないんだと。
『がんばらない早起き』はどんな本?
著者・井上皓史さんについて簡単にご紹介すると、早寝早起き研究所「朝渋」を運営されている代表の方です。2017年から、朝活コミュニティを続けていて、早寝早起きの大切さについて発信されています。
この本では、特に「朝型を“気合い”で乗り越えるのではなく、環境と習慣の整え方で変える方法」を教えてくれるところが好きですね。
読んで印象に残った3つの考え方
この本を読んで、印象に残ったのは次の3つです。
- 「睡眠負債を返す」のが先→朝起きる前に、まず夜の眠りの質と量を見直すことの大切さ
- 「朝にやること」が明確であること→目的がないと起きられない。自分だけの朝時間をデザインする重要性
- 「早起き=気合い」ではなく「生活の土台を作る」こと→朝早く起きることそのものが目的じゃない。“気持ちよく生きる”ための手段
私の実践記録と変化
完全な夜型人間だった私は、まずは寝る時間を決めることから始めました。
これまで1時過ぎに寝ていたのを22時半には布団に入ることに。7時間の睡眠を取って早起きしたいので、5時半に起きる計算になります。
無理なく続けられるように、初日は「10分早く起きる」だけにしました。
その他に変えて効果が出たのは、
- 夜スマホをやめたら自然と眠くなった
- 朝、ベランダに出てストレッチした
- 1日イライラがなくなった
たくさんの良い効果がありますが、「私に合った朝型」は、ゆっくり育てていくものでいいと思えました。
朝型になる=自分をいたわることだった
やはり、忙しい朝に余裕があると、その日全体に余白ができることが実感しました。
たくさんの方法は本で紹介されていますし、早寝早起きの大切さが痛いほどわかります。でも、本の通りにできなくても、「自分に合う朝型の形」を見つけていけばいいと感じたのは大きい収穫ですね。
無理なく続けて、習慣化するためにも、最初の一歩は“頑張らないで始める”ことが本当に大切なんですよね。
また、経過を追っていきたいと思います。
この記事を書いた人 Wrote this article
石原あゆ
フリーランス7年目の医療ライター。 看護師・保健師・シングルマザー。 収益化も、SNS運用も、講座もブログもKindleもやってきました。 「稼がせる人」として走ってきた日々を、いま、そっと降りています。 誰かを稼がせるのをやめたら、 聞こえてきたのは、自分の本当の声でした。 これは、“ちゃんとしない私”に戻るための、もう一つの部屋。 手放したもの、気づいたこと、そしてこれからのことを綴っていきます。